#bodyが空のlambda式について、時々混乱している人がいるのでマニュアルに記述を加えようと書き始めてみたが、いろいろ説明を書くよりは単にそういうフォームをエラーにしてしまう方が話が速いような気がしてきた。
#gosh> (lambda ())
#<closure #f>
#お。
#gosh> (disasm (lambda ()))
CLOSURE #<closure #f>
main_code (name=#f, code=0xe66d00, size=1, const=0, stack=0):
args: #f
0 RET
#というわけで、単にRETするだけの手続きとなり、返り値としては「たまたまその時にVMのレジスタにあった値」が見えることになります。
#何に使えるというわけでもなく、ただコンパイラでチェックをさぼってるだけなんですが。質問がある度にそういう事情を説明するのも面倒だなあと。
#そういうことをやってしまって質問が来るというのが意外ですね。
#「教育用言語
#Schemeに「教育用言語」を求める人たちが厳密な仕様を欲しがるのがわかる気がする。
#確かにScheme初心者は、まずGaucheを触るでしょうからそういう配慮があるとありがたいかもしれませんね。関係ないですがだいぶ前に map に trace を渡せないことでつまづいて shiro さんに教えていただいたことをふと思い出しました。
#RnRSが特に何か書いていないのであれば、 (lambda () nil) として扱うというのも考えられますね(R6RSの11.3を見たり11.4.2を見たり5.2を見たりして結局わからなかった) [Cn]
#そうするにしてもbodyが空なのをチェックするのは必要なので実装の手間としてはほぼ同じかな。
#(values) ともまた意味が違うんですね。
#違います。が、bodyが空なら値は返さんだろう、ということで(values)と同じにするって解釈もありかとは思う。
#R6RSでは、<body>は11.3によりかならず<expression>を一つ以上含むことになっており、5.5により構文の定義にしたがわない場合は&syntax例外をあげないとならない(MUST)になっているので曖昧さはないと思う。
#gosh> ((lambda ()))
色即是空
#ポエムとか。イースターエッグ風に。
#(lambda()) はそれ自身を返すとか。内臓が見える感じ。冗談です。
#ああ、"... a body consists of zero or more definitions followed by one or more expressions."ですね。落ち着きが足りなかった [Cn]
#ちょっと前まではCALLした時点のVAL0には呼ばれる手続きが入ってたから、それがそのまま返ってたんじゃないかな。今は(define z (lambda ())) (z) とすると0が返るけど、これは引数の数をVAL0に入れてるからだと思う。なお変数に束縛しないで((lambda()))とするとコンパイラがオプティマイズしちゃうので何もなくなる。
#そうか最適化で消える場合がありますね。
#返信おくれたけど、最低でも数年賭けてみたいってネタがあるか、数年命運を共にしてもいいってコファウンダーがいたら挑戦してみるのもありでは>higepon
#日本からだとビザはどれが適してるんでしょうかね? 5000 万円くらい現金があれば投資家ビザがとれるかな? とりあえず毎年グリーンカードの抽選に応募しておくといいかも。 http://www.dvlottery.state.gov/ #YCの場合「給料をもらう」わけではないので、日本で会社を設立してそこにファンドしてもらい、自分たちのサラリーはその会社から、で米国に研修のため滞在、というふうにすればBビザでいけないかな。ビザ取ってYCからfunding受けた人は既にいるはずなので、そのへんのネットワークで情報を集められるかも。
#ただ、YC後のファンドレイジングで、外国の会社というのはそれだけでものすごく不利になる(とどこかでPGが書いてなかったかな)ので、YCni
#YCにアクセプトされた時点でUS内にも法人を作ってなんかすることが必要かもしれない。USの法人作るだけならUSビザ無くてもできるから。そのへんのノウハウはYCのネットワークで助けあえるんではないだろうか。
#YCの3ヶ月だけベイエリアにいて、その後日本でファンドレイジングできる見込みがあるというのならまた別だけど、せっかくYCのネットワークが手に入ったのに日本に戻ってきちゃうのももったいない感じだし。
#関係ないけどカナダドル高いなあ。いや米ドルが下がってるのか… 前にカナダ行った時は1CAD=0.6USDくらいだったような気が… 今はCADの方がわずかに高い。
#ネットワークは重要ですねぇ。まあ日本もだいぶスタートアップが始めやすくなっているという話も聞きますし、日本にも YC みたいなのがあるといいんでしょうけどね。しかし、アメリカは日本に比べるとエンジニアの人件費が高いといいますけど、いまの為替を考えるとそうも言えなくなってるかもしれませんねぇ……。
#確かに。円換算では2割目減りしてるわけだからなあ。
#ありがとうございます。ともかく挑戦ですね。次は半年後くらいかな。
#そうそう一人だと受かりにくいとどこかでPGが書いてましたね。
#ウェブやコンピュータ関連は移り変わりが激しすぎるから、その点では Octopart みたいに物を扱うのって堅実な気もするんですが、逆に軌道に乗ったところで大手にビジネスのやり方をパクられるリスクとかもありそうで怖いですよね。かといって何かアイディアを思いつくたびに特許を申請していたのではお金も時間もかかりすぎるし。あーでもそれこそ、YC のネットワークならそういう相談もできるってことですかね。そういえば未踏でもそういう相談員みたいなひとがいたような。
#多分、「アイディア」と、「実際にユーザがたくさんついて運用してゆくこと」の差が価値であって、その二つが近ければすぐパクられるでしょうが、PGの言う「競合を引き離すために、常に難しい選択肢を選べ」をやっていれば価値は大きくなるかと。そのどこかに閾値があって、ある程度以上の価値があると大手はパクるよりも買収をもちかけてくるでしょう。
#危険なのは、「天井が低い」アイディアを選んでしまうことかも。ちょっとがんばったらそこそこ成功するけどそれより上に伸びる道が無い、ってケースだと、パクられて終わりになる可能性が。本当に上に行く道が無かったのか、見付けられなかっただけなのか、わかりませんが。
#Octopartは、サイトの運営という技術的な話以外の、様々なベンダーとの折衝とか、外から見えないようなところを相当やっていると思う。そこが価値なんじゃないかと。
#"If you build it, he will come" は、工学については嘘だと思う。buildするのは前半戦で、それを「使ってもらう」ようにするのが後半戦。webなど参入の敷居が低いものならbuildが1st quarterで使ってもらうのが残りの3 quartersとか、むしろbuildがスタートラインだとか、そんな感じになるんではなかろうか。
#見えない部分が価値になるというのは重要だと思うんですが、それこそベンダーとの折衝なんかは、たとえばアマゾンとか Fry's とかががーっと押し寄せて来ちゃったら厳しいんじゃないかなぁと思うんですよね。もっとも、大手が押し寄せる前に道を開くことこそがスタートアップの使命ともいえるかもしれませんが、それだと金持ちにはなれなさそうですし。