#RT: @_anohito: 新幹線を作った島秀雄という人が,技術は最適化してはいけないと言った.最適化したものを作ると,あとの人がやることがなくなってしまう.そうすると新しい物が生まれない.あとの人にこうした方がいいと思わせる部分が必要だということでしょう.
#ほんとかな。工学における最適化は環境の関数だから、環境が変われば解も変わる。理学なら話は違うかもしれんけど。おおもとの発言の意図が違って伝わってたりしてないだろうか。
#それとも計算機周辺が変化が激しすぎて、少し前の最適解がもう前提が変わって最適じゃない、なんてことがよくあるってだけで、他の工学分野ではひとつの最適解が長く使われるものなんだろうか。
#伝統的な楽器なんかは長期的な最適解がありそうかな。ヴァイオリンとか。でも今作ってる人はやっぱり細かい工夫をしてるんじゃなかろうか。演奏環境だって変わってきてるし。
#ラフな方が最適だった、ということがありそうな気がする。
#所与の環境に対してきちきちに最適化してしまうと、環境がちょっと変わっただけでがくんと性能が落ちることはあるんで、環境の変化にある程度対応できるように遊びを持っておく、って話はありですけどね。
#AK-47とかホンダスーパーカブとか。
#それは、「夾雑物が多い」「非専門家でも修理・調整したい」っていう「環境」を前提とした最適解である、と言えるんじゃないでしょうか。
#あとの人がやることがなくなってしまうからだめだ、っていうのはやっぱり良くわからない。寺社の建築なんかで、不完全なところを一ヶ所わざと残しとくってのがあったような気がするけど、あれはまた別の話だろうしな。
#どんなに完璧にやったと思っても後の人がやる余地はあるでしょうね。shiroさんの言う通りコンテキストは常に変化するので。
#計算機工学だと、次々上に積み上げてゆくので、土台はなるべく完璧にしといた方が上に積んでゆきやすいって考えの方が通りやすい気がする。Olin Shiversの"100% solution"の話とか。 http://www.scsh.net/docu/post/sre.html #wiki情報ですが「極度の高性能を狙わず在来技術で確実な信頼性を達成するポリシーがあった」とあるので、これが「技術は最適化(高性能化?)してはいけない」と伝わってしまったのかもです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/島秀雄
#へえ。それは横井軍平イズムと同じだな。
#それならわかりますね。
#本田宗一郎が空冷にこだわったようなものか>「一方では、実績重視の保守設計尊重が行き過ぎて、蒸気機関車や内燃車両での旧式技術への過剰な固陋を及ぼし、後進の国鉄技術者にも同様なセオリーを根付かせるなど、その経歴には功罪相半ばするものがあった」
#「枯れた技術の水平思考」というより「実績ある技術なら堅実に動作するだろう」 的なニュアンスです。...多分。 eyasuyuki@twitter: へえ。それは横井軍平イズムと同じだな。
#技術者が狭い視野の中だけでローカル最適化に突っ走ることを戒める言葉という解釈はできるかも。
#「早すぎる最適化」みたいなものですか? shiro: 技術者が狭い視野の中だけでローカル最適化に突っ走ることを戒める言葉という解釈はできるかも。
#その一種と言えるかもしれませんが。大勢で作っている場合、自分の見える範囲は一部だけなのにそこでぎりぎりに最適化しちゃうと、実は見えてなかった変動要因があってうまくいかないとか。オーバーフィッティングみたいな感じ。単体テストのコントロールされた条件ではハイスコアを出すけど実地ではだめだめ、みたいな。
#ああー、結合テストや総合テストでヤバいのが露見する感じですね。