##物理現象って膨大な積分を超並列でリアルタイムにやってくれるから、式が決まったらその通りの計算をする素子を作れるようになれば、式固定だけど超高速・超低電力で計算できるようになるなあ。
#hygienic low-level macroの「とっつきにくさ」がどこから来るのか、改めてKohlbeckerから読み直してぼんやり考えているんだけど、「個々のマクロ展開が(S式→S式の変換として見た場合)独立していないこと」が引っかかりの主因なのかも。legacy macroでは「一つのマクロ呼び出しをmacroexpand」して、その結果をS式として眺めることができる。それがさらにマクロになってたらまた呼び出せばいいし、結果の式のサブツリーにマクロ呼び出しが含まれていたらそれも個々に呼び出せばいい。それぞれのマクロ呼び出しは独立して理解できる。
#hygienic macroは、Kohlbeckerの最初の論文から指摘されているとおり、マクロ呼び出しひとつの展開だけではスコープが確定しない。どの変数がどの変数を指しているかは、個別の変数についてはともかく、全体像は「全てのマクロを展開」した後でないと眺めることができない (renameが済んだ展開形を表示したかったら、全部展開した後で変数置換をかけることになる)。個々の展開形の出力には、そのための付加情報をつけとかないとならないので、S式として眺めることができない。